はじめに
白玉ちゃんのキャラデザ大好き。髪型はショート系が好み。
どうも、おとーとです。
今回は『いのちの食べ方』
『いのちの食べ方』のMVのデザインを丁寧に引き継いでいますね。左の少女は小説オリジナルっぽいですが、上手く世界観に馴染めているのでしょうか。
では、さっそくレビューへ。
書籍概要
タイトル:いのちの食べ方1
発売日:2022年2月22日
著者:十文字 青様
<補足情報>代表作『灰と幻想のグリムガル』『薔薇のマリア』『恋は暗黒。』
原作・プロデュース:Eve様
<補足情報>インターネットを中心に活動中の日本の歌手。『呪術廻戦』の主題歌を担当。
イラスト:lack様
<補足情報>書籍やゲームのイラスト、Vtuberのキャラクターデザイン等幅広く活躍。
あらすじ
弟切飛(おとぎり・とび)は中学2年生。同級生とはあまり絡まず、兄と生き別れた日に「ひとつ目の男」が残していった相棒のバックパック「バク」と人知れず会話をしながら日々を過ごしている。
MF文庫J/書籍情報https://mfbunkoj.jp/product/inochinotabekata/322205000940.html
「弟切くんは、よくその鞄としゃべっているでしょう?」
しかし、そんな飛の秘密がクラスメイトの少女・白玉龍子(しらたま・りゅうこ)にバレていたことが発覚。飛の日常が変わり始める中、クラス内で、とある事故が発生する。どうやらその原因は、飛と龍子にしか見えないはずの「人外」にあるようで――
これは、一人の少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語。
感想
いい方向に期待を裏切ってくれました。というのも、個人的な意見ですが楽曲から書籍化された作品って、なんとなくクオリティが低い印象があります。原曲と比較したときに負けてる感じがするんですよね。
しかし『いのちの食べ方』は負けてなかったです。立ち入り禁止の道をこっそり歩いているようなドキドキ感、ワクワク感を楽しめるオカルト小説として仕上がってます。
主人公やバックパック等のMVのイメージをそのまま引き継ぎつつも、小説のための新しい世界観をきっちり作り上げてる。
4分弱の原曲をどれだけ膨らませてくれるのか?2巻の発売も決まっているので、これからも期待が高まる。
魅力を感じたポイント
「人」と「人外」のバディものとしても面白い
普通の人には見えない「人外」が存在する世界観。主人公・弟切(おとぎり)くんにはバックパックの「バク」という相棒がいて、他の登場人物にも何人か、相棒的な存在がいるようです。
他人には分からない、四六時中いつも一緒にいる相棒の「バク」との掛け合いはこの作品で何度も展開されます。そこから感じられる他にはない信頼関係にカッコよさや心強さを感じました。
ヒロインが良いですねえ……
超個人的な好みの話になりますが、ヒロインの白玉(しらたま)ちゃんが大好きです。おそらくソロヒロインと思われますが、名前の印象通りのちんまい感じや、ちょっと天然気味なお嬢様感のある彼女が、私にクリティカルヒット!!
あまり仲の良い印象が無い二人が親しげに話していて、それに興味を持ったクラスメイトが質問してくるのに対し、関係性を誤魔化そうとする展開好き(唐突な早口)。やってくれませんか?
一巻だけでも、しっかりと仲を深めていく二人にキュンキュン来ちゃいました!
モブらしいモブがいなかった
白玉ちゃんと交流を持ち始めたのと同時期に、クラスで事件が起き始めます。その事件の犯人を捜すなかで詳しく描かれるクラスメイトがいるんですが、彼ら彼女らを丁寧に描写していたのが、とても良かった。どんな役の登場人物も舞台装置ではなく人間だった。
クラスメイト以外の人も、一人一人に人間味があって小説の世界に引きずり込まれる感覚がした。
さいごに
現在10月2日です。楽天SPUを待っています。読む本が無くて退屈……ではないんですけど(笑)。でもラノベ読みたい欲が日に日に高まっています。
BookWalkerとかの導入を考えようかなあ。
では、また今度。
試し読みやPVなどの公開されている情報と、私の個人的な感想で構成されているので、ネタバレの心配はありません。安心してお読みください。