はじめに
明日、台風で電車が動かなかったらと思うと、今から憂鬱です。
どうも、おとーとです。
今回語る作品は『断頭台の花嫁 世界を滅ぼすふつつかな竜姫ですが。』
かやはらさんの描く女の子の下まつげが好きです。
ちなみに『竜姫』は『わたし』と読みます。
今回のレビューは、
- 書籍概要
- あらすじ
- 個人的、主観的な感想
- この作品の魅力
- グッときたセリフ紹介
- web版と書籍版の違い
以下の内容でお届けします。では、さっそくレビューへ。
書籍概要
タイトル：断頭台の花嫁 世界を滅ぼすふつつかな竜姫ですが。（以下『断頭台の花嫁』）
発売日：2022年9月16日
著者：紫 大悟様
<補足情報＞代表作『魔王２０９９』
イラスト：かやはら様
<補足情報＞にじさんじ『瀬戸美夜子』『健屋花那』のキャラクターデザインを手がける。
あらすじ
人助けが趣味だと嘯く少年・太宰龍之介（だざいりゅうのすけ）は、いつものように頼まれた仕事を片付けていた。学校からの帰り道、夜空の下を歩く龍之介だったが、突如目の前に”何か”が落ちてきた。
それは、竜の少女だった。
世界を滅ぼす力を持つ少女・伊良子燐音（いらこりんね）。死刑の判決を下された彼女は、しかし運命のいたずらか。輸送中の航空機から、少年の目の前に降り立った。
世界を、少女を救うために龍之介ができることは――
「私と、ケッコンしてください」
――≪結合魂魄術式≫略称：ケッコンして、愛し合うこと！？
かくして、二人の同居生活が始まる。
個人的、主観的な感想
予想外に熱かったです！てっきり人外っ子とのイチャラブを眺める作品かと思いきや、呪われた運命を背負う少女と、彼女を救うために我が身を削ってでも手を伸ばし続ける少年の熱い愛の物語でした。
ちなみに、ちゃんとイチャラブな要素もあります。竜の少女以外にもヒロインが複数いて、いわゆるハーレムもの。主人公の人間性の良さもあってハーレムもので偶に感じる不快感はなかった。
主人公は病的なまでに人助けにこだわるんですが、何やら過去に原因があるらしく、その詳細はまだ語られていません。他にも、燐音のように幻想生物の因子を見に宿した幻想少女というものが何なのか、分からないことが多い。
散りばめられた謎が明かされる時が楽しみです。
この作品の魅力
災厄の力をその身に宿す≪幻想少女≫
暴走すれば人類が滅亡するほどの破壊を齎す。そんな絶対的な力を宿す少女。≪幻想少女≫と呼ばれる彼女たちは、それゆえに様々な過去を持ちます。
この物語がただのラブコメにならない、超重要な設定です。日常のどんな一幕でも、この事実を知っていれば、儚くて尊いものに思えてきます。
もちろん純粋にラブコメとして、恋する可愛い少女たちをニヤニヤしながら読むこともできます！
一粒で二度おいしい、そんなお話です。
いろんな可愛い女の子。ハーレム系としても良し
悲しき運命を背負った少女たちですが、そういう事情は置いといて……。
みんな可愛い！！
直球の愛情表現を投げかける子、素直になれない後輩キャラ、顔を真っ赤にしながら平静を装う合法ロリな先輩まで。さらに、登場していない幻想少女もいるらしいので、まだまだ女の子は増えるはずです。
より取り見取りの少女たち。かやはらさんが描くイラストも相まって、とってもキュートですよ！
魅力あふれる主人公
助けを求めてい居る人がいたら助ける。言葉にすれば、ただそれだけのことですが、それがいかに難しいかは、毎日を生きている皆さんならきっと理解していると思います。
でも、それをやってのけるのが主人公の龍之介です。しかし、鬱陶しがられても、罵声を浴びせられても人助けをやめない彼は、果たして普通と言えるでしょうか？
個性の無いテンプレ主人公がたくさんいる中、龍之介はとても魅力で溢れている主人公です。彼の優しさ、かっこよさ、でもどこかおかしい。そんな彼の後ろ姿は見ていて飽きることが無いでしょう。
グッときたセリフ紹介
山場の盛り上がるシーンのセリフを取り上げることが多いですが、ふとした日常シーンの一言なんかも紹介したいなあ。
でも、今回は盛り上がるシーンです。紹介させていただくのは伊良子燐音のセリフ。
息を吸い込む。
炎を吐く前の竜が如く。
「――この恋心は、間違いなく本物なのだから！」
出典：断頭台の花嫁 世界を滅ぼすふつつかな竜姫ですが。
愛を叫ぶ少女はいつだって美しい。
世界を滅ぼす少女は、果たしてどんな結末を迎えるのか。気になる方は、ぜひ『断頭台の少女』を読んでください。
さいごに
かやはらさんの挿絵見て思ったんですが、女の子ってあんなにスカートの位置高いんですか？男性とウエストの位置が違うのは知ってますが、驚いてしまった。
……ハッ！？私の女性経験がバレた！？
では、また今度！
試し読みやPVなどの公開されている情報と、私の個人的な感想で構成されているので、ネタバレの心配はありません。安心してお読みください。
